中小企業診断士2次試験
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2次試験受験で最初に知っておくべきこと

診断士の記事トラ
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中小企業診断士1次試験を無事合格された方、おめでとうございます。これから2次試験を準備するに当たり、事前に知っておくべき情報(心構え)を記事にしたいと思います。2次試験難化傾向にあると記載した記事の回答にもなっておりますので、気になる方は以前の記事も参考にください。記事トラの様に多年度受験の方にも是非、読んで欲しい記事です。

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この記事はこんな方へおすすめ

・1次試験を合格したばかり

・2次試験を多年度で受験されている方

受験者申込者数推移を平成25年(西暦2017年)からグラフにまとめました。出典元(中小企業診断士協会HP)については、URL(診断士協会HP)を参照ください。

記事トラ
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最初に1次試験の状況をグラフにしました。受験者が増えておりまして、人気になってきてますね。

平成までは20,000人前後で推移していた中小企業診断士試験申込者が、令和に入ってから25,000人前後となり、受験者が増加傾向です。

平成の一次試験の合格率は20%前後(平成28年は経営法務が異常に難しかった年度でした)で推移しておりますが、令和に入り30%前後で推移するようになりました。(令和2年は42.5%と異常で、半数に迫る勢いでした。)

記事トラは、令和元年・3年・5年の1次試験受験者です。

記事トラ
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次は2次試験の状況をグラフにしました。やっぱり、2次試験突破が、合格の鍵になりそう。

1次試験の平成~令和の受験者と合格率の変遷からもわかる通り、2次試験の受験者も平成の5,000人前後から令和の9,000人前後へ増加傾向です。

合格者も受験者同様に数では、平成の1,000人前後から令和の1,500人前後とかなり増加傾向にあります。数は増えておりますが、合格率は、平成26年を除き、20%未満で推移しております。1次試験突破者を増やしているけれども、2次試験の合格率は変動させない経済産業省の方向性が伺えます。

このことからも、受験者数が増えているけれども合格率は変化しておらず、人気の上昇とともに2次試験は、難化傾向にあるのではないかと思います。

2次試験の受験者数増加に伴い、合格者数も同様に増加しておりました。数で見ると平成の時代と比較して、合格者数が増加しており、記事トラもこの合格者数を見たときに1,000人近く合格しているのだから、2年以内には合格できるだろうと甘い認識のまま2次試験に臨んでいました。

記事トラ
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記事トラは、この認識の罠に4回目2次試験時に気づき勉強方針を転換し、5回目で合格となりました。3回目までは、ハチミツ🍯にも負けないあまーい考えで試験勉強をしてきました。

記事トラの様な1,000人近くの合格者数が毎年出てるのだからと認識されている方、絶対に認識を改めてください。この認識の差が、試験に臨む合格者との意識の差につながると思います。重要なことを下記に記載します。

重要なこと:合格数の数(かず)ではなく、合格率(りつ)で見てください。

※事例Ⅳでも算出した数値を数と率で分析する考え方は、非常に重要です。

数は増えていますが、平成から見ても合格率の変化(18%~19%の間)はほとんど変わっておりません。これが何を示すかと言いますと約8割弱の人が不合格になるということです。朝から晩までの大変な試験を受けて同じ電車・試験会場にいる人の8割が不合格ということは、恐ろしいですよね。また、2次試験は、1次試験を突破した人との戦いです。勉強していない人はいない中での戦いですので、勉強時間ではないところの戦いを強いられます。

記事トラ
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2次試験は、過去問をどれだけ知り尽くすか。これが意識の違いで、知り尽くすところまで至れない要因かと思います。

二次試験の受験者と比較し、合格者の割合が変わっていないことから、数多くの不合格者も同様に発生しています。これがどういうことになるかを想像しますと記事トラ同様に多年度受験者が多数発生している可能性が十分に考えられます。多年度受験生が多くなることで、1年間2次試験対策をきちんと行った受験生との戦いとなり、ストレート合格が年々難しくなる傾向にあることを示していると推察してます。

以前にも記事に書きましたが、1次試験終了後は、なるべく早く自己採点を行い、試験翌日には2次試験対策をする様にスケジュールを立てないとライバルには勝っていけなくなっているのではないかと思いました。

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中小企業診断士試験は、令和に入ってから1次試験を突破させ、2次試験は絞るという傾向が続いております。その為、2次試験の不合格者も増加し、多年度受験者との競争が激化している傾向にあります。1次試験突破は一つの関門ですが、2次試験合格してこそ診断士の道が開けます。多くのライバルがきちんと対策をしていることを念頭に置き、2次試験の準備を進めることが重要であると感じます。

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中小企業診断士(登録予定)
令和6年に中小企業診断士試験に合格した1986年寅(トラ)年生まれの「記事トラ」です。 中小企業診断士試験に5回挑戦。様々な苦労があったので、中小企業診断士受験を迷っている方の後押しとなる情報、試験に向けた手助けや資格取得後のイメージ頂くため、診断士資格獲得後の実際の活動内容等を記事にしていきたいと思います。是非色々読んでみてください。
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